介護サービス第三者評価は、介護サービス事業者によるサービスの質の向上を促進するとともに、サービスを受ける利用者の選択の利便を図ることを目的とされています。
京都府では全国に先駆けて平成14年度から介護サービスの第三者評価が試行実施され、平成17年10月には、関係団体、行政等で組織する「京都介護・福祉サービス第三者評価等支援機構」が発足し、福祉サービスも含めた第三者評価への本格実施へと移りました。現在介護分野では14機関が評価機関として認定を受けており、公平且つ公正な評価が行われています。
第三者評価は事業者をランク付けするものではなく、事業所自らの気付きを促し、更なるサービスの向上に向け支援していくものです。第三者評価の受診には以下のメリットが考えられます。
<<受診のメリット>>
@サービスの質向上が図れます
受診前の自己評価で普段行っているサービスについて自ら振り返る機会となり、また、自己評価に基づき訪問調査員が調査を行い評価を受けることにより、新たな気づきが得られ、改善すべきポイントが明確になります。受診後のアンケートにおいては、「より一層質の向上を目指そうという気持ちになった」などの声が聞かれ、職員の向上心のUPにもつながります。
A利用者の事業所選択の情報提供となります
評価の内容を公表する事により、事業所の透明性が図られ、事業所の取り組みをアピールする事ができます。また、公表された情報は利用者のサービス選択の際に有効な材料となります。
※その他、京都府においては、第三者評価を定期的に受診している事業所は「自らサービスの質向上に努める事業所」とし、居宅介護支援の特定事業所集中減算対象事業所には該当しない扱いとするほか、通常3年に1回を目安として実施されている実地指導を6年に1回を目安にするとしています。
平成22年度の受診応募は随時受付が行われていますので、まだ1度も受診されていない事業所、過去に受診された事業所につきましても、是非受診していただきたいと思います。
受診の申込および詳細については、下記支援機構のホームページをご参照下さい。
【京都介護・福祉サービス等第三者評価サイト】