京都府慢性期医療協会 会長 清水 紘 |
本会は介護保険施設の一翼として大きな役割を担う介護療養型医療施設が2000年4月からの介護保険制度の中で、京都における老人医療の更なる向上を図り、長期の療養を必要とする要介護者に対して、利用者の立場に立った思いやりのある施設介護サービスを提供していくことを目的に「京都介護療養型医療施設連絡協議会」として1998年11月に設立されました。
発足以来、高齢者医療に携わる医療団体として活動の幅を広げ、京都府や京都市等の行政機関が設置する委員会等にも参画し、京都府内の高齢者に対する保健・福祉・医療等の施策の推進に貢献するとともに、医療・介護関係団体とも連携を図っています。
2006年3月には、介護保険のみにかかわらず、医療保険も含めた療養病床の質の向上と経営安定化を図るため、京都府内で高齢者医療に取り組む療養病床を代表する医療団体として、「京都療養病床協会」と名称を改め、一層の組織強化を図りました。
また、2014年3月には、「療養病床」という括りだけではなく、慢性期の医療機能の向上と慢性期医療を担う病院の機能が地域包括ケアシステムに必要な機能としてその役割を果たすべく、協会名を「京都府慢性期医療協会」に改め、今日に至っています。