本会は介護保険施設の一翼として大きな役割を担う介護療養型医療施設が2000年4月からの介護保険制度の中で、京都における老人医療の更なる向上を図り、長期の療養を必要とする要介護者に対して、利用者の立場に立った思いやりのある施設介護サービスを提供していくことを目的に「京都介護療養型医療施設連絡協議会」として1998年11月に設立されました。
発足以来、高齢者医療に携わる医療団体として活動の幅を広げ、京都府や京都市等の行政機関が設置する委員会等にも参画し、京都府内の高齢者に対する保健・福祉・医療等の施策の推進に貢献するとともに、医療・介護関係団体とも連携を図ってきました。
その間、高齢者医療をとりまく状況は目まぐるしく変化し、2000年4月の介護保険制度の施行後も、2003年8月には病床区分の届け出により一般病床と療養病床が明確に区分され、2006年6月には2011年度末での介護療養型医療施設の廃止が決定(その後、2023年度末に延期)するとともに、医療療養病床においては同年7月より「慢性期入院包括評価における医療区分」という診療報酬が導入、2018年度からは療養病棟入院料が一本化され、療養病床を有する医療機関は大変厳しい経営を強いられています。
さらには、2015年度からの「地域医療ビジョン」により、慢性期病床の病床規制や医療費適正化が行われ、各地域の慢性期の医療機能が崩壊することが危惧されます。
このような状況にもかかわらず、京都府内の療養病床を有する病院を中心とした本会の会員は、高齢者医療・介護の質の向上を図るべく日頃より研鑽を積んでいます。会員をはじめとして真に高齢者医療に取り組む医療機関の経営安定化を図り、高齢者医療を守るためには、高齢者医療に関する報酬改定や制度見直しに際して会員の力を結集する必要があります。
本会は2006年3月11日に「京都療養病床協会」、2014年3月29日に「京都府慢性期医療協会」と名称を改め、一層の組織強化を図り、高齢者の慢性期医療に取り組む京都府内の病院を代表する医療団体として活動を行っております。
多くの皆様に本会にご入会いただき、よりよい医療を提供し続けることにより、慢性期医療の存在を力強くアピールいたします。執行部一同、最善を尽くして重責を全うする所存でございますので、本会へのご支援ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
●京都府慢性期医療協会入会のお申し込み
[会員種別]
正会員 | 京都府内に存在し、本会の目的に賛同して入会した療養病床、介護療養型老人保健施設および介護医療院等を有する施設の代表者。 |
特別会員 | 京都府内に存在し、本会の目的に賛同して入会した正会員以外の医療機関の代表者。 |
[申込方法]
・正会員への入会申込書(様式1)はこちら(Word)
・特別会員への入会申込書(様式2)はこちら(Word)
・入会金・会費はこちら(PDF)会費規程、会費規程別紙
〒600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸8階
京都府慢性期医療協会 宛 TEL.075-354-8838