新年のご挨拶
京都療養病床協会 会長 清水 紘
会員のみなさま、新年あけましておめでとうございます。
本年も当協会の活動にご高配を賜りますようお願い申し上げます。
昨年、政権与党となった民主党のマニフェストには「当面、療養病床削減計画を凍結し、必要な病床数を確保する」と明記されています。しかし、介護療養病床をそのまま残すということではなく、あくまで療養病床を医療療養病床に一本化することが前提であり、介護療養病床から転換型老健・居住系施設への移行や一般病床から療養病床への移行を推進することで療養病床を維持していくという狙いが見え隠れしています。
しかし、現行の介護保険制度のなかで、要医療・重介護の高齢者に十分な医療と介護が24時間365日提供できる介護保険サービスが唯一、介護療養型医療施設のみであることは、入院患者の病状や要介護度のいずれを取ってみても一目瞭然であり、他のサービスに取って代わることは絶対に不可能であります。
京都療養病床協会では本年も一貫して介護療養病床の必要性を訴え続け、介護療養病床廃止の撤回を切に願う入院患者・家族のために、その実現に向けてあらゆる努力をしていく所存ですので、本年も当協会の活動に変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2010年1月1日